陳皮

●英名:Mikan
●和漢名:ちんぴ(陳皮)
●学名:Citrus unshiu Markovich
●科名:ミカン科の常緑小喬木
●原産地:日本
●主産地:日本、中国

 陳皮とは、ミカンの皮を乾燥させたものを言う。原産は日本で、主に温州みかんの果皮から作られる。中国では、同じミカン科のオレンジが漢方として利用されている。
 世界のオレンジは、甘種と苦種に分けられる。果肉を食す場合は甘種が好まれるが、スパイスとして芳香を活用する場合は、苦種の方が優れている。

陳皮の香味

 陳皮には、ミカンを濃縮させ、太陽の匂いを加えたような、甘酸っぱい香りと苦味がある。
 家庭で作る場合は、果実の皮の部分を日陰で乾燥させる。料理には、粉末にしたものを使用する。

陳皮の利用法

■日本においては、カレー粉や七味唐辛子、屠蘇(とそ)や飴などのお菓子の原料として使用されている。
■中国では、漢方のほかにも、つまみや肉類の臭み消しなどに利用されている。

陳皮の薬効

 漢方としての陳皮は、年代物の方が薬効としては優れているとされている。
 風邪や健胃、むかつき、去痰などに効果があるとされる。

陳皮とカレー料理

 陳皮は、あまり聞きなれないスパイスではあるが、「ミカンの皮」と言えば親近感がわいてくる。とは言え、「ミカンの皮がスパイス?」と思うのも無理はない。漢方専門店ならばともかく、めったにスーパーの店頭で見かけることはできない。
 しかし、陳皮はとても身近なものに使われていたりする。それは、市販のカレー粉である。原材料を見ても「香辛料」としか書かれていない場合が多いが、実はこの中に陳皮が使われているのである。陳皮は、主に臭い消しの役割を担っている。
 カレー粉のほかにも、うどんやそばには欠かせない七味唐辛子や、のど飴などにも利用されている。知らないようでも意外と身近な存在なのが“陳皮”なのである。